日本の交通事情にマッチした取り回しの良いボディサイズ、見た目以上に広く使い勝手の良い室内空間を持つコンパクトカー。各メーカーも力を入れており、多くの魅力的な車がひしめき合う激戦区となっています。
そんなコンパクトカーの中でも独自の構造と親しみやすいキャラクターで、圧倒的な人気を誇る車がホンダのフィットです!
実用性、経済性、高品質と言った高いニーズが求められるコンパクトカーの世界で、フィットが多くの人々を惹きつける理由とは一体何なのでしょうか?
今回はそんな人気車種フィットについて、その魅力と購入する前に知っておきたい5つの特徴や中古車情報をしっかりとお伝えします!
フィットを中古で検討中の方必見!購入する前に知りたい5つの特徴
特徴1:圧倒的人気のコンパクトカー!フィットってどんな車?
ホンダから2001年に誕生したフィットは、日本を代表するコンパクトカーであり、ライバル車であるトヨタのヴィッツ、日産のマーチと共に「コンパクトカー御三家」の一つとして多くの人に親しまれてきた人気車種です。
コンパクトカーの中でも実用性の高さと走行性能を両立させた、使い勝手の良いオールラウンダーな車として高い評価を受け、誕生年の2001年に日本カー・オブ・ザイヤー、翌年にはRJCカー・オブザ・イヤーを獲得し、同時にその年の国内販売台数でトップに躍り出ました!
この記録は33年間トップを守り続けたトヨタ・カローラの牙城を崩すものであり、車としての大きな魅力とそれに応えるフィットの高い実力が多くの人に受け入れられた結果なのです!
現行モデルで三代目となった今でも多くの台数が販売され、コンパクトカーの代表車種として君臨し続けるフィット。そんなフィットだからこそ中古車市場でも高い人気を誇り、非常に多くの台数が流通しています。
また、元々の低い価格設定も相まって、中古での販売価格が非常に安定している事も人気車であるフィットならではの魅力的な特徴ですよ!
特徴2:乗ってビックリ!?フィットの快適空間!
フィットが大きな注目を集めるキッカケとなった最大の特徴は、そのコンパクトなボディサイズからは想像できない広大なラゲッジスペースです!
フィットゆとりある空間を確保する為に、フィットにはホンダが新たに開発した技術「センタータンクレイアウト」と言う手法が採用されました。
センタータンクレイアウトとは一般的に、後部座席や荷室付近に配置される燃料タンクを前方へずらして設置するホンダの特許技術の事です。今のホンダ車ではお馴染みとなったこの技法は初代フィットで初めて使われました。
これにより、フィットは同時期のライバル車よりも広いラゲッジスペースと快適な室内空間を手に入れたのです!
また、クッション性も高く大人がゆったり座れる前席のシートにも定評があり、ワンランク上の車にも引けを取らない快適性を実現しています。
コンパクトカーながら大人四人がしっかりと乗り込むことができ、荷物も沢山積める快適性と実用性の高さ、そんな効率の良い室内空間がもたらす多様なニーズに応えられる対応力はフィットの大きな魅力ですね。
ですが、その万能性から使用環境はオーナーによって様々であり、流通数も多い分、中にはシビアな状況で使用されていた個体も少なくありません。
ですので、中古で購入を検討される場合は走行距離や外装の状態だけでなく、シートや荷室周りの痛み具合、消耗品の減り方など、車体のコンディションを他の車以上に細かくチェックしましょう♪
特徴3:フィットの二面性!?排気量によるキャラクターの違い
フィットには1.3リッターと1.5リッターの二種類のエンジンバリエーションがあります。
数値にすると僅かな差に感じてしまいますが、この200ccの違いはとても大きく、フィットの購入を検討中の方にとっては見過ごせない重要なポイントとなっているのです!
その違いの一つが燃費性能です。どのモデルも低燃費を謳うフィットですが、搭載される二種類のエンジンの燃費性能を初代(GD型)モデルの後期型で比較してみると、1.5リッターモデルが20.5km/Lであるのに対し、1.3リッターモデルでは24.0km/Lとカタログ値でも数キロの違いがあるのです。
この数キロの差は、通勤やドライブで走行距離が多くなる人には大きな違いとなってきますね。
もう一つはエンジンのスペックの違いです。1.5リッターモデルは排気量が大きい分エンジンパワーにも余裕があり、高速道路やバイパスの合流、傾斜のきつい坂道などでも不安を感じない力強い走りを生み出します。
一方の、燃費性能に優れる1.3リッターモデルは絶対的なパワーでは劣りますが、街中での運転では充分な走行性能を持っています。使用用途や環境に合わせてエンジンバリエーションの選択をしましょう♪
特に中古での購入時には希望のモデルを間違わないよう、車検証やエンジン型式を購入時によく確認しておく必要がありますね。
ちなみに中古市場での流通量が多くいのは、低燃費な1.3リッターモデルとなっています。その分中古でもボディカラーや走行距離など、希望条件に適う個体を探しやすいと言うメリットもありますよ♪
特徴4:走りのフィット!上級グレード「RS」とは
実用性やお手頃さが注目されがちなフィットですが、実は走行性能でも高い評価を得ています。
中でも上級グレードである「RS」に搭載されるL15Bエンジンは、現行モデルのGK型で136馬力と、同世代のライバル車のスポーツグレードよりも高いエンジンパワーを発揮します。
この、エンジン屋のホンダの名に恥じない強靭な心臓部が生み出す加速力と、同クラスでは数少ない6MT(CVTモデルにはパドルシフト)の組み合わせが生み出す優れた動力性能に加え、サスペンションやパワステの専用セッテッィングにより、フィットRSはコンパクトカートップクラスの走行性能を誇るのです!
オーナーによってはサーキットで他のスポーツカーに混ざりレースに参加したりと、最低限のチューニングする事でよって本格的なスポーツ走行を楽しむ事もできますよ♪
また、日常の運転シーンでも高速道路や山道などで余裕を持ってドライブする事ができ、その走行性能による恩恵はとても大きなものとなっています。
豪華な専用の内外装パーツも装着されていますので、他のグレードよりも上質で特別なフィットを手に入れたい方にもおすすめですね♪
ハードな使い方をされた可能性もあるRSですので、中古での購入時には消耗品や車体の傷み具合、アフターパーツへの交換など個体の状態を特に注意して確認するようにしましょう。
特徴5:失敗したくない!おすすめの中古フィットはコレ!
魅力的で、販売台数も多い人気車種フィット。そんなフィットを中古で購入する際のおすすめのモデルをご紹介します。
ズバリ二代目(GE型)の1.5リッターモデルです!
初代モデルである先代から大きく進化したこのGE型は、ボディサイズを拡大(全長で70mm、全幅で20mm)などにより、取り回しの良さはそのままに室内の居住性が更に向上しています。
また、1.5リッターモデルでは多くの豪華装備(クルーズコントロールやシートヒーター、専用の内外装パーツなど)が装着されている個体が多く、お得に豪華なフィットを手に入れられるモデルなのです!
価格は多少高くなりますが、更に上質なフィットを手に入れたい方は、上級グレード「RS」を視野に入れても良いですね♪
ここまでいくつかフィットの特徴をご紹介してきましたが、いかがでしたか?激戦区であるコンパクトカーの中心的な存在として、非常に多くの台数が販売されたフィット。その人気の高さは車としての完成度の高さと、多くの人に愛され支持を集めてきた事の証明です!
そんなフィットを是非手に入れてみませんか?様々なニーズに応えられるフィットは、あなたのカーライフの良きパートナーとなってくれますよ♪
まとめ
フィットを中古で検討中の方必見!購入する前に知りたい5つの特徴
特徴1:圧倒的人気のコンパクトカー!フィットってどんな車?
特徴2:乗ってビックリ!?フィットの快適空間!
特徴3:フィットの二面性!?排気量によるキャラクターの違い
特徴4:走りのフィット!上級グレード「RS」とは
特徴5:失敗したくない!おすすめの中古フィットはコレ!